季の詩 11月
 
             
  画寸:24×16.5cm 額寸:46×38.5cm
技法:リトグラフ
制作:1997年
部数:250部
印章:右下に「魁夷石版」

こちらのオリジナル版画は日本経済新聞社刊行、「東山魁夷全版画集1956-2000」のレゾネナンバー240です。
1954年「新潮」の表紙として使用された連作の11月を版画としたものであり、原画は長野県の東山魁夷館所蔵になります。

「十一月はかれた薊とわれもかうを絵にした。高原などでよく見る風物である。枯野を暗示する黄褐色をバックにしたが、単調を破る為に絵の具の盛り上げで布目の感じを作っておいて、その上に彩色した。薊は削りとって明るい色の線で出し、それに濃紺のわれもかうとえんじ色の草を配した。」
『表紙によせて』より

季節を選ぶ作品にはなりますが、秋冬の雰囲気変えには最適かと思います。
額装も重すぎず、飾りやすい一作となっております。

額の状態も良く、シミなども出ていないのでお好みに合えばぜひお勧めしたい作品です。

個人的な好みになりますが東山魁夷の小品が好きでして、額装していない関係でまだサイトにはアップしていない在庫もございますので、ご興味があればお問い合わせください。