一草一花  
             
画寸:32.8×24.3cm(窓寸) 額寸:54×45.5cm
技法:リトグラフ
部数:AP(70部)
制作年:2004年
サイン:右下に作家落款、左下に直筆

私の大好きな作家からの一作です。
ギリ読めます。
こちらの作品は「書」に分類されるかと思いますが、大切なのは読めるかどうかではなく、何を感じるかだと思います。
ある意味、文字であるがゆえに作品からの意思提示が感じやすいのではないでしょうか。

篠田桃紅は当時としては、まだ少ない渡米した女性の一人かと思います。
画家としてはまだしも、読めない文字の書家として認められるということは、文字においても抽象画と同様にその作品が表現、表示する意思を知らしめているのだと思います。

誰かと印象を語るべきではありません。
「一つの草花」から思い描く姿は人それぞれです。
文字は自由を与えてくれます。
同じ作品からあなたが描いた草花があり、また他の人が描く草花があり、それぞれが正しいのです。

作品、額共に状態がとても良いです。
詳細写真などお問い合わせください。