琥珀色の胡桃
 


             
画寸:8.6×8.6cm 額寸:40×30/8cm
技法:カラーメゾチント
部数:145部
サイン:右下に作家直筆

深い黒
「黒が濃い」のではありません「黒が深い」のです。

全ての浜口作品に言えることではありますが、彼の作品の黒には向こう側があります。
それを「深淵の闇」と呼んでも差し支えないのではないでしょうか。
ニーチェもいわく、
深淵は究極の暗闇などではなく向こう側にいる者が存在するのです。

闇に浮かぶサクランボや蝶々の彼の作品たち。
赤い色のそれらはきっと目を引くことでしょう。
それに対して、この作品の琥珀色はなんとも静かに。
静かに。静かに。闇の中に浮かび上がってきています。

全てが見えているわけではなく、半分ほどはまだ闇の中。
もし、この作品に目を惹かれたならば私たちの目は何を見ようとしているのでしょうか。
胡桃の見えない部分。
ではないはずです。
その胡桃を隠している闇の中にある何かを感じているのです。

浜口陽三は、同じ胡桃の銅版画(モノクロ)も制作しています。
検索するとどちらも一緒にひっかかるかもしれませんが
どちらも本物ですので、お好みで選ばれると良いと思います。

今回の出品は弊社にて新品額装していまして、マットはワーグマンの3mm、アクリルはUV仕様。
他社と比べるまでもなく、ご満足いただける仕上がりと自負しています。


ちなみに私は奥さまの南桂子さんの作品も大好きです。
こちらはポップ(?)でかわいいので、全く毛色が違いますが、ぜひ見てみてください。